雑記

十二国記アニメ脚本集5」を読みました。(ISBN:4062557177)
1〜4は購読済みで、毎回読むのを楽しみにしている本です。もちろん十二国記が原作を含めて好きだから買っているわけですが、それ以外に脚本という滅多に目にする事が出来ない物を読める、ということが購入動機になっているのかもしれません。
本書の楽しみ方は主に、アニメを思い出しながら反芻(はんすう)出来ることです。このシーンには実はこんな意図があったんだとか、これには気が付かなかったとか、モヤモヤが解消されたり目から鱗が落ちることもしばしばです。他に、コンテ段階になってカットされたシーンや追加されたシーンの存在を知ることも出来ます。
そして何より興味深いのが注釈です。そこで脚本家が原作者から聞いたコメントや解説を読むことができます。それはアニメオリジナル要素へのアドバイスであったり、原作でも語られていない裏設定だったりします。これを知ることでアニメと原作への理解が進むのでファンには必読モノです。
あと本書には所々、挿絵代わりにレイアウト画、原画、動画が掲載されていますで、それを見られるのも嬉しいところです。
もっとこういう脚本集が出版されたらいいのにと思います。